プール熱を招いてしまうアデノウイルスはかなり感染力のあるウイルスなので、学校などで起きるとすぐに流行してしまいます。
学校でプール熱が流行ってしまった場合は、当分はプールの授業が中止になってしまったり、幼稚園や学校から連絡が入ると考えられます。
ところが、近所のお友達が既に発症していたり、自分の子供が感染しているケースもあります。
ですから、度々手を洗い、さらにはお友達と一緒にタオルを使いあったりすることはやめて、日常的に実践可能なことは確実にやっておくことが欠かせません。
子供に引き起こされたとき、家庭内でも洗面器や食器を別々に使うようにしたほうがウイルスをもらわずに済むかもしれません。
プール熱は風邪と症状が非常に似ているため、風邪と誤解してしまう場合もあるでしょう。
対処法は風邪の場合とほぼ同様なため、あまり留意しなくてもいいでしょうが、風邪のウイルスよりも格段に感染力が強いことを覚えておきましょう。
あと、アデノウイルスは熱に弱いという特徴があるため、家族全員が使用するものなどは熱消毒をしっかりと行いましょう。
大人と比べて小さな子供は免疫力が劣るので、発症リスクが増大します。
プール熱というと小学生が発症しやすい病気と考える人が多いですが、実際には未就学児の発症率が大変高いのです。
プールに行かなければ平気というのは不正解なので、常日頃から手をよく洗うことなどを覚えさせましょう。
加えて、プールに入ったあとは体と目を念入りに洗い、違う子のタオルを用いない、別の子にタオルを貸さないという対策をとらなくてはいけません。